ニューシネマパラダイス

世界の映画ファンが集う、シチリアの懐に抱かれた田舎町

少年トトと映写技師アルフレッド。映画を心から愛するふたりの温かい交流を描いた映画「ニューシネマパラダイス」の舞台が、シチリアの首都パレルモから車で約2時間のここパラッツォアドリアーノです。
映画の場面そのままの素朴な風景が今なお残る、この小さな村を訪れると、多くの映画監督が シチリアを自らの作品の舞台に選ぶ訳が理解出来る気がします。映画館は撮影の為に建造されたもので、今はその姿を見る事は出来ませんが、トトやアルフレッドの家、男が寝床に していた水飲み場や、映画館の内部として登場する教会は今もなお健在です。村人達の屈託のない笑顔に包まれながら、映画の聖地を晴れの日のステージに迎える、そんな記念日はどうでしょうか。